もっと多くの海外学生を日本へ、勉強に働きに

前回書いたように、バンドゥン工科大学の国際交流のイベントで、インドネシア人学生に対して日本についてプレゼンをしました。

そのイベントで、何人か日本に留学したいという学生に会いました。
普段から、バンドゥン工科大学で知り合った多くの人に “自分は日本で勉強したいんだ” と語られます。それをどれだけの本気度で言っているのかたまに分からないことがありますが、希望する人は想像以上に多いです。
とはいえ、東南アジアの学生にとって日本がテクノロジー先進国であり、働けばかなり高い給料をもらえ、そこで勉強仕事することで自身の経歴に箔が付くということは事実でしょう。

しかし、彼らが日本の大学を詳しく知る方法は、たまたまインドネシアで会った日本人と話したり、インターネットで調べてみるくらいしかありません。
まあ、それは海外に留学に行く日本人もそうでしょうが。
僕自身、インドネシアに留学することなんてほぼ全く情報がなくても実行したので、行く人は行きます。

それだけの意志を持って留学する人はいいのですが、中には留学してみたいけどどうしていいのか分からないという人も多くいることでしょう。
自分が日本にいたころの友達も、どこかに留学に行きたいと思っているけど、どういうかたちでどこに行くのか決まっていないという人も多くいました。
それは悪いことではありません、留学したいという気持ちを持っただけで留学準備はほぼ完成してると僕は思っています。あとはたまたま何かに背中を押されれるだけで、気づいたらもう留学してます。

たぶんインドネシア人も他の国の人もそういった心の持ち方は同様でしょう。
ちなみに日本に留学に行きたいというインドネシア人学生はよく、ドイツと迷ってるんだと言います。他の国にとってはどうか分かりませんが、インドネシア人にとっての留学先として日本のライバルはドイツのようですね。

さて、学生がどこの国に行くか悩んでいる時、受け入れる側の国がすることは国を魅力的に宣伝することではもはやなく、留学手続きを細かく教えたり、受け入れ側の大学が直接学生に接触して日本への留学のレールに乗っけてしまうことだと思います。

特にインドネシアは親日で、学生の多くが、日本にいってみたいなあと漠然と思っています。さあ日本の大学関係者さん、政府の方、インドネシアで日本への留学セミナーを開くときですよ。そこで一度日本への留学について具体的に説明したら学生が確保できるはずです。
日本の企業もそうです。優秀なインドネシア人学生を採用したかったら現地の大学に来て、ぜひ学生に直接会って説明会を開いてあげてください。

多くの友達に日本に勉強・就職に行きたいと熱弁されながら何もしてあげられない日本人より。

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