カテゴリー別アーカイブ: 留学

日本での就職活動 ~選考解禁後に帰国した場合

2017年4月入社、日系メーカーで技術営業や海外営業の仕事をしそうです。
何度か聞かれたので、以下はこれから就活をする人向けに。

1.はじまり
帰国が少し遅かったので一般的な採用面接フローに乗れませんでした。集団面接やグループディスカッションなんて一度も経験しなかったけれど、一次面接がインドネシアからのSkype面接だったのが何度かありました。

2.方式
東京キャリアフォーラムや各企業の留学生・夏(7月)採用選考を使いました。それによって応募できる企業数は多くないですが、メインの新卒採用選考期間に留学していたり公務員試験を受けていた人を採用したい会社ばかりなので需要と供給が合いやすいようです。
実際、普通は何度も何度も面接や選考過程を経てから内々定を出すらしい会社でも2回ほどの面接で内々定をもらえることがあり効率的でした。

東京サマーキャリアフォーラム http://www.careerforum.net/event/tks/?lang=J

3.面接
自己分析とは別に、面接の前に、その会社がこれからどの事業を伸ばし、どのような人材が必要と考えているのか調べました。会社が公表する投資家向け広報(IR)やアニュアルレポートを読んだり、その会社のビジネスの特徴や業界の現在と未来を調べることによって。
その上で自分はどのように役に立てるのか、会社が自分を採用するべき理由を話せるようにします。最終的に内定が決まった会社では、自分がその会社で働くべき強い理由が5つ見つかった会社でした。
就職活動が終わってから考えてみると、内々定をもらえた会社は自分が働く必然性がよくわかる会社で、ミーハーな気持ちで受けた会社はほぼ通りませんでした。

他には、面接ではなぜその国のその大学院に留学したのか必ず聞かれました。
まあそれなりの留学期間があれば皆聞かれることでしょう。嘘をついてはいけないけど、相手(企業風土)に合わせて回答を変える場面はありました。
例えば、特定の経験や留学によって得られたものについてや留学の理由なんていくつもあるので、その中で相手に受け入れられ易そうなものから話すことぐらいはしてもいいですよね...逆に、話すトピックの選択(戦略)ミスで評価なんて簡単に変わることを受け入れないとやってられません。

4.内々定後
会社によると思いますが、内々定をもらえたいくつかの会社では内々定者フォローの機会がありました。
例えば、本社で少人数で行われる内々定者と若手中堅社員の交流会や居酒屋での飲み会。
何を評価して内々定を出したのか教えてくれる会社もいくつかありました。リップサービスかもしれないけど、君はすごくうちの会社に合っているよ、絶対活躍できるよと言われたら気持ちがけっこう揺らぐので、採用担当の人は使ってみてください。

就職や転職のための社員による口コミ投稿サービスのVorkersに1ヵ月の有料登録をしました(1000円)。
実際にその会社で働いている、働いていた人たちの投稿です。注意深く批判的に読めば、ある程度の規模の会社で投稿数があれば、少しはその会社の雰囲気が掴めるのではないかと思います。
個人的には少しのOB訪問や説明会よりも企業理解の役に立んじゃないかと思います。特に、同業界の似たような会社と比べると違いが見えやすいと思います。まあまだ身をもっての答え合わせはできてませんが。

5.そのあと
内定を承諾した会社では10月の内定式当日に公式内定者交流会があり、多くの内定者と話せました。
思ったのは、皆コミュニケーション能力が高いです。質問したら、過不足なく答えてくれるという風に。日系メーカーのこういう会社の事務系総合職ってこうして回ってるんだなあ、とか。

東京でのキャリアフォーラムのイメージ

僕は慶應大学理工学部を卒業したので、留学するというアクションを起こさなければそのまま慶応大学の大学院に進学していたと思います。
先日、慶応大学理工学部卒業生向けの会報が届き、昨年の同大学院の卒業生の進路として人数が多い企業が順に載っていました。僕の就職する会社には、慶応大学大学院卒業生として就職する人数がかなり多く、自分自身結果としてこんなに“普通”な会社に就職することになるとは思っていませんでした。大きな会社であれば、いろいろな理由で入社を決める、いろいろな考え方を持った人がいるのだろうと期待して入社式の日を待ってみます。

(書けることの範囲が広くないので何かよくわからない感じになってるかな)

人間なんて誰だって普通で、特別なのは出会い

日本発のベンチャーキャピタルが運営するコワーキングスペースのお披露目会(ジャカルタ)に招待され、参加してきました。

その他にも最近、たくさんの人に日本でもインドネシアでもお会いしていただく機会をいただけています。ありがとうございます。

 
人の違いの幅は小さいけど、価値としては大きな違いに
まず、イケてる企業家だって、投資家だって、会ってみたらけっこう普通の人だったりします。 続きを読む 人間なんて誰だって普通で、特別なのは出会い

インドネシアの大学院へ正規留学をして、1年たって思う4つのこと

バンドゥン工科大学の大学院に正規留学して1年がたちました。留学期間のおよそ半分が終わったことになります。
させてもらったたくさんの経験を踏まえて、4つの思ったことを書きました。
  続きを読む インドネシアの大学院へ正規留学をして、1年たって思う4つのこと

インドネシア大学(ジャカルタ)に語学留学 ~経験したことがないほどの発展速度~

既卒でインドネシアに語学留学しようと考えるの人は、田舎でゆっくり時が流れ人の温かみを感じるインドネシアではなく、大きく経済発展しているインドネシアに興味があるのだと思います。後々、ジャカルタで現地就職をしたり、インドネシアと関わる仕事をするために。 続きを読む インドネシア大学(ジャカルタ)に語学留学 ~経験したことがないほどの発展速度~

インドネシア 語学留学インタビュー1 「インドネシアでは明るくいられた」

インドネシアへの語学留学を考える人は増えてきているように思います。インドネシアでインドネシア語を勉強する意義と付加価値を具体的に伝えたいと思い、文章にしてみます。内容はインタビューでの彼女の発言をもとにまとめたものです。 続きを読む インドネシア 語学留学インタビュー1 「インドネシアでは明るくいられた」

インドネシアに留学する人へのアドバイス、持ち物

自分自身も留学していて、また、他の留学生を見ていて、より充実したおもしろい留学生活を送るための準備を考えました。インドネシアでない国でも適応できることは多いと思います。 続きを読む インドネシアに留学する人へのアドバイス、持ち物