インドネシアでますます盛り上がる日本祭り ~バンドゥン工科大学で浮世絵を展示、そしてインドネシア大学~

毎年インドネシア大学の日本語学科が主宰する、Gelar Jepang Universitas Indonesia (GJUI) という大きなフェスティバルがあります。
21回目の今年は8月7日から9日まで、デポックのインドネシア大学で開催されていました。

チラシはこんな感じ
チラシはこんな感じ

僕は3日間ある中の2日目に行ってきました(3日目も会場まで行ったのですが、あまりの混みぐあいに諦めてしまいました。入場チケットを買うのに2時間待ちだったので…)。

2日目大賑わいでした
2日目大賑わいでした

会場は、いくつもの飲食屋台や日本のアニメなどの二次創作グッズを販売する人々、カバーダンス大会などが開かれているメインステージとサブステージ、協賛企業のスペースなどでとても盛り上がっていました。

忍術の実践学習(イベント公式twitterより)
忍術の実践学習(イベント公式twitterより)

お客さんは、大学生から小さい子供まで主に若者が多かったです。

最終日にはスペシャルゲストとして、Silent Sirenが来ました(人気読モによる実力派バンドです)。
彼女らのライブには、2000人の観客がいたそうです。

すぅ(Silent Siren)さんのtwitterより。楽しそう!
すぅ(Silent Siren)さんのtwitterより。楽しそう!

日本の文化をきっかけに、遠くインドネシアのたくさんの人々がこんなにも幸せそうな顔をして喜んでくれているのですね。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ところで、
実はこのような日本フェスティバルはインドネシアの各地で頻繁に行われています、特に2010年あたりから急激に増えたそうです。(僕はそれはインドネシアの高校生と大学生の間での日本のポップカルチャーの浸透度合いと相関しているのではないかと思っています。)

僕の住むバンドゥンでは、日本語学科のあるパジャジャラン大学(UNPAD)やインドネシア教育大学(UPI)、そして日本文化サークルのあるバンドゥン工科大学(ITB)などで開かれるものは特に規模が大きく有名です。
下の動画はバンドゥン工科大学の日本祭り(HOTARU)について、大手新聞社の記事から。

日系企業のみなさま!
もし来年行われる、バンドゥン工科大学での日本フェスティバルのスポンサーになってみるのも面白いかも、と思ってくださる企業さんがいましたら是非僕までご連絡ください。

日本好きで優秀なたくさんのインドネシア人学生に、会社やサービスを知ってもらうチャンスですよ!
ステージに立ちたいミュージシャン等でも可です。


P.S. 今年のバンドゥン工科大学の日本祭り(5月31日)で浮世絵の展示をしました。

インドネシア人が知らない日本の良さを知ってもらいたいという思いから、個人的にも好きな、有名どころの浮世絵を印刷して展示しました。
また、現地のグラフィックデザイナーで浮世絵や墨絵スタイルの絵に興味がある人がいたので、彼らにも企画に賛同してもらって彼らなりの画法の解釈のもと、オリジナルのイラストを描いてもらいました。

来てくれてありがとう
来てくれてありがとう
見てくれてありがとう
見てくれてありがとう
インドネシア人グラフィックデザイナーの作品1。牛の伝統的風景。
インドネシア人グラフィックデザイナーの作品1。牛の伝統的風景。
インドネシア人グラフィックデザイナーの作品2。はい、Perfume好きの人です。
インドネシア人グラフィックデザイナーの作品2。はい、Perfume好きの人です。

ビジネスでインドネシアに来ていたら、ただ自分が好きなものを展示するという利益の出ない”無意味”なことはできていなかったでしょう。
日本の文化や製品を海外に発信したいんだと言う企業も素晴らしいと思いますが、損得を考慮しないといけないために画一的なことしかできなくなってしまうのは仕方ありません。
でも留学の形で海外にいられるから、しがらみなく、個人活動としてただ好きなことができているのだと思いました。国と国の文化交流の地盤ってこういうことなのだと思います。

留学生の人は積極的に自分が好きな日本文化を紹介していきましょうよ。
文化交流がどうとか置いといても、だってそういうのすごく楽しいから。

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