インドネシア大学(ジャカルタ)に語学留学 ~経験したことがないほどの発展速度~

既卒でインドネシアに語学留学しようと考えるの人は、田舎でゆっくり時が流れ人の温かみを感じるインドネシアではなく、大きく経済発展しているインドネシアに興味があるのだと思います。後々、ジャカルタで現地就職をしたり、インドネシアと関わる仕事をするために。

発展のさなか、押し流され消えていくもの

ジャカルタ
ジャカルタ

そうであれば、首都ジャカルタへの語学留学を考えることでしょう。
ジャカルタ周辺で語学留学生の受け入れ態勢がしっかりしており、授業水準が安定しているのは国立のインドネシア大学(UI) です。バンドゥン工科大学やガジャ・マダ大学と並んで、インドネシアのトップ大学として誰もが知っている名門校です。

インドネシア大学でBIPA(インドネシア政府が外国人に提供する)で学んでいる人は、現在400人以上います。その9割ほどが若い韓国人で、彼らのアグレッシブさがうかがえます。日本人はというと、企業の駐在員(自動車会社、総合商社など)が多いです。

こんな感じの教室で勉強します
こんな感じの教室で勉強します

同じBIPAでも大学によって仕組みが少し違うようで、インドネシア大学では3つのレベルで分かれます。初心者のレベル1(8クラス)からレベル2(8クラス)上級のレベル3(5クラス)まであり、全く知識がない人でも、頑張れば1年間でレベル3のクラスまで進級できます。そのレベルであれば、ある程度選択肢を持って現地就職できるでしょう。

インドネシア大学はジャカルタの中心から少し離れたところにあります。中心地(Thamrin通り)まで行くとすると、電車を使って1時間ほどかかります。

インドネシア大学前駅
インドネシア大学前駅

ジャカルタ中心地にすごく近いわけではないと言っても、もちろん、他の地域の大学に行くよりもジャカルタに近いです。ジャカルタ内にもBIPAのある大学はありますが、評判はあまりよくないようです。また、インドネシア大学に通うメリットは、現地の優秀な大学生の生の声を聞くことによって、リアルなインドネシアの姿を聞き取り、観察することができることです。現地で、無邪気で素の自分を出しつつそれなりにしっかりと意見を言ってくれる人と出会うのは、大学ではとても簡単です。

現地の大学生コミュニティに入って行くことは、今後仕事をするために深くインドネシアを知る良い方法です。
他の地方都市と比べて、ジャカルタには大きいものからニッチなものまでイベントがあふれていることは言うまでもありません。そこでたくさんの刺激を得られるはずです。

こんなオシャレなカフェはバンドゥン工科大学にはない...
こんなオシャレなカフェはバンドゥン工科大学にはない…

 


というようなことが一般的に考えられていますね。でも、インドネシアで現地就職しようと決めた人の中には、僕みたいな、あまのじゃくもいると思います。

ジャカルタには圧倒的に仕事があります。でも、ジャカルタ以外にも発展している都市はいくつもあります。スラバヤ、バンドゥンなどなど。こういう発展していて仕事の量も増えていっているにも限らず、日本人が足りない都市に留学して、縦横無尽に活動してみるのもありじゃないかと僕は思います。
バンドゥンには僕の他にも現地で知られた日本人が何人かいますが、実際僕はバンドゥン工科大学大学院に正規留学している唯一の日本人として、日本の企業から頼みごとをされたり…って感じですので。

将来の就職の場としてインドネシアを視察するのであれば、ジャカルタだけじゃなく、第二第三もしかしたら第四の都市も見てみる価値はあると思います。
都市によって経済の成り立ち方から人の性格まで違うので、現地に就職するとしても場所により求められる人材も違いますし。

まあ、そんなこと言ったってジャカルタに行きたがるんだろうなあ。

《インドネシア大学に関しての情報提供
⇒インドネシア大学のあいこさん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。