人間なんて誰だって普通で、特別なのは出会い

日本発のベンチャーキャピタルが運営するコワーキングスペースのお披露目会(ジャカルタ)に招待され、参加してきました。

その他にも最近、たくさんの人に日本でもインドネシアでもお会いしていただく機会をいただけています。ありがとうございます。

 
人の違いの幅は小さいけど、価値としては大きな違いに
まず、イケてる企業家だって、投資家だって、会ってみたらけっこう普通の人だったりします。

人の能力や性格についてそれぞれを量で表すと、大体は平均に近く、部分的に少し平均から離れているくらいで、大きな外れ値を持つことはすごく珍しいです。
例えば、平均寿命が70歳だとすると、たまには100歳くらいまで生きる人がいても、200歳まで生きる人は絶対にいません。

僕も普通の人ですが、たまたまインドネシアを旅行し、それから他人より少しインドネシアが好きで、まあ何とかなるだろっていう気持ちが少し強かったために、かなり珍しい“理系でインドネシアの大学院に正規留学する日本人”という存在になっています。
人から「すごい」と言われることもありますが、僕自身は別にすごい人間ではないです。
 
なんだみんな普通の人だ
たまたま特徴が周囲や時代とかみ合って人は成功したり、失敗したりします。

結果的に珍しい立場に立っていたり、ビジネスがうまくいっていたり、有名なアイドルと付き合っていたって、もともとその人自体は普通の人です。
そう考えていると、他人と比較することってなんて無意味なんだろうと思えてきます。みんなそんなに普通で自分だってとっても普通なのだから、あの人はこうしているとか考えずに自分がやりたいことに固執することが幸せにつながると思いました。
 
特別なのは出会い
端的に言うと、「出会いに感謝!」とか「人と人との化学反応!」などの手垢のついたことばになってしまうのが悔しいですが、そういうことです。

“人”がもともと普通なのならば、何が決定的に人を特徴づけるかというと“出会い”です。出会いといっても、人との出会いだけではなく、モノやコトとの出会いもそうです。
例えば、インドネシアとの出会いや、Guns N’ Rosesやグラミン銀行、もしかしたら魚との出会いかもしれません。

自分だけですべてを悟れるはずはなく、出会いが水の思考をぶどう酒に変えてくれる(可能性がある)のです。
謙虚にたくさんのことに出会い、感度を高め、ささいでも自分の気持ちの揺れに気づけたりきっかけを作ることができれば、出会いをより有効に扱うことができるはずです。

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