空気を読むことを乗り越えた先にあるリーダーシップ

インドネシアにいるので、授業でも日常生活でもインドネシアの人とチームを組みプロジェクトを行うことがあります。

インドネシア人がどうこうというわけではありませんが、日本で生まれ育った自分にとっては、考え方や価値観が自分とは明らかに違う、そしてどこがどう違うのかすらも分からない人たちと何かを成し遂げないといけません。

僕はこれまで重要な役職をやらせてもらったことはほとんどありません。
なので、リーダーがどうあるべきか、どんなリーダーが良いリーダーなのかなんて実感を持って想像することができません。
しかし、考えたって分からないという気持ちを乗り越えて手に入れる、それでも自分が思うようにやるしかない、信じられるのは自分だけなんだというあきらめのような感覚で自信を自己増強させることが、人のリーダーシップを強いものにするのではないかと考えるようになってきました。

例え例えば、アメリカ人は人は力強いリーダーシップを持っているように思われます。
世界中の人種が集まるアメリカの国民にとって、必要最低限な水準以上に他人が何を考えているのかを考えたって、自分の価値観と違うことが普通で、想像もできないために自分を信じるしかなくなるのではないでしょうか。これでは自己中心的にならざるをえません、それはつまり人を引っ張る力の強さになります。

程度の問題ですが、これは国を超えた関係だけに言えることではなく、同じ日本人同士だってみな考え方が違うのは当たり前で、人の気持ちのわかるリーダーというと聞こえが良いですが、あまりメンバーの気持ちばかり考えてたって自分の想像を超える行動を起こす人だってありえますし、想像のベクトルが根本的に間違っている可能性だってあります。
いろいろ仲間内の事情ばかり考えているよりも、本当に考えるべきことを考えることが重要なのです。

なんだか考え方が恐くも見えるかもしれませんが、適当に考えなければなりません。
まずは、上にも書いた「自己中心的」なことや必要以上に空気を読むことを止めるというよりも、より肯定的に考える必要があるのではないでしょうか。

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